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2015年9月27日日曜日

【デマ撲滅】鳩山会館が何故かアグネス・チャンの横浜の豪邸になっているwww

日本ユニセフの親善大使はアグネスだけでなく、日野原先生もいるのに、どうしてアグネスだけが批判されるのか?不思議だったのですが、どうも「児童ポルノ禁止法」に関することがあるようですね。これで漫画好きを敵に回してしまった。

最近三菱グループと三菱鉛筆の関係を知らずに立教大学のとある教授が炎上しましたが、私からすれば国連のユニセフと日本ユニセフ協会が別なんて当たり前のことだったので何が問題なのか?いまだに分かりません。

さて、私は個人的にはアグネス・チャンの言動はあんまり好きではありません。
歩く中華思想って言われてますよね。私も世間じゃ極右のひとりですから日本のことを悪く言う人は好きではありません。


ただ、デマはよくないでしょ


日本人としてこれは避けなければいけないこと、でないと相手を批判することは出来ません。お前が言うなと言われてしまいます。

さて、再びアグネス・チャン問題。



まず、この噂の発端のなった人はすでに謝罪をしています。


私はこの問題何を批判しているのかさっぱりわからない。

最近捕まった少年のような人なら世の中の仕組みを知らないのでまだ致し方ないとしても、大の大人が批判をするようなことではないでしょう。

それでもアグネス・チャンのことをとうとうと、詳細に解説しているサイトやブログがあり、
これがアグネス・チャンの横浜の豪邸だとのことです。



そうです、内閣総理大臣を二人も排出したあの、鳩山家の旧邸です。
今は一般公開されています。テレビドラマでも使われたりしますね。
僕はパッと見てすぐにわかったけど、そんなことすら見抜けない人が批判をしているわけです。

この程度の情報だということです。


いくらアグネス・チャンが金持ちだからって東京のド真ん中でこれだけの敷地を持ったらいったいいくら固定資産税がかかるのか?考えてみましょうよ。鳩山家だから払えるんですよ。


さて、今回のテーマですが、

このデマを伝播している人たちってもしかしたら共産主義者?



1)慈善団体っていったって200億ものお金を扱う事業体ですよ

皇族も務めておられるし、共産党が批判するのなら分かるけど。
慈善団体だってこれだけのお金を動かせば初期費用だってかかる、専門のスタッフだって必要になるし、広告宣伝することに疑問を持つ人がいるけど(後述)、資本主義社会ではどれも当たり前のことでしょう。
最近では社会企業という言葉も出ています。それに近いのかな?

事業である以上は事業計画も存在し、戦略も存在し、財務だって発生します

全くの無償のボランティアのみでこれだけの事業ができるというのならばまずあなたがその計画書を作ってそれを証明するべきです。


日本ユニセフだって最初から200億ものお金を集められたわけではないはずで拡大再生産は企業同様に行ってきているわけです。ここで得たお金を次の展開に使うわけです。事業体としてはごくごく自然なこと。

何よりも、資本主義の国にいながら、キャッシュフローという概念を思いつかないのは何故なんでしょう??

何か事業展開をしようとすればお金というのは先に出ていくものです。

ホームページ一つ作るんだって、見る人が多くなればそれなりのものを作らないといけない、あなたがもしホームページを作る業者の人で、「うちは慈善団体だからタダで作ってくれ」と言われたらあなたはその仕事を受けますか?他あたってください、でしょう。

一度自分で事業計画書を書いてみれば分かります。
これをまた自民党の地方議員が批判しているらしいのですが、
私なんぞはそういう人は自民党などやめて共産党にでも入ればいいのに、
と思ってしまいます。

キャッシュフローなんていくらあったって心配なものです。今年200億集まったからって来年同額集まる保証なんてどこにもないんですから。
25億のビルが豪華だと批判されますけど、あれだってお金のあるうちに資産化してイザとなればいつでも売れるようにすると考えるのは自然なことでしょう。
ちなみに私はざっと計算してみたのですが確かに周囲の家賃と、建物の耐用年数を考えると持ってしまった方が安いです。ちゃんとその辺は考えているわけで、これくらいの計算もしない上での批判はド素人丸出しです。

共産国家じゃないんですから。
ましてや民間団体なんですから資産価値の計算くらいはするでしょう、それくらい。
これだけのお金を集めておきながらもしそうしなければその団体の代表者は無能扱いされるでしょうね。


お金の無駄遣いだというのはそれは寄附している人が決めることです。そう思ったら寄附しなきゃいいのです。誰からも強制されてないんですから。



2)「日本ユニセフが勝手に集めたとしている」という人が多いですが、委託しているのは国連のユニセフ本体で他に窓口はないのですから意味不明ですね。








黒柳さんは1円も事務経費を抜いてないといいますけど、黒柳さんだって扱い金額が100億になればとても一人じゃ無理でしょう。1億という規模で寄付控除の対象にもしてないから出来るわけです。

金額が多くなれば寄付控除のことも考えるでしょうから、領収書をよこせとかいろいろ出てきます。どこかのスポーツ選手が5,000万の寄付をしたそうですが、10万くらいでも寄附する人は間違いなく日本ユニセフを選択するでしょう。控除を考えるから。

どうして黒柳さんの方を紹介しないのか?
世界のユニセフがそうなっている、というのありますけど、
税金の控除が受けられるのと受けられないのとでは受けられる方を紹介するのが自然でしょ。


また、クレジットカードでの支払いを希望する人、コンビニでの支払い希望する人も出てきます。カードやコンビニの支払いはまだいいですけど、銀行振り込みになったらこれまた入金チェックが大変で、一度やらないと実感が湧かないのかもしれませんが、財務管理ってそんな簡単なものじゃないです。200億も扱っていれば一人じゃできません。これだけで5人から10人いても不思議でもなんでもないです。会社なら一つの部署が出来ますね。

黒柳さんも100億くらい扱っていたら、いや、10億でも扱っていたら個人じゃなくてやはり公益財団法人か何かにして人を雇うでしょう。でなきゃ無理。

金額が大きくなっても同率の経費が掛かるのか?という人がいますがこれもなんか共産主義者がするような疑問ですね。
売上10億の会社と、100億の会社では運営方法が異なるようにこれが300億、500億になればまた運営方法が異なる、こんなのはふつうに社会人をやっていれば分かるでしょ。
事務処理量も増えて、寄附先も増えて業務は増えるのですから当然でしょう。

それと、人を雇おうと思ったらざっくりとですがその人に支払う給料の倍は必要です。源泉所得税だってかかるし、年金だって半分負担しなきゃいけないし、諸々経費だってかかる。

共産主義者の主張でこんなのがあります。
「自分の給料を稼ぐには1日4時間働けば十分、それなのに企業は8時間も労働させて労働者を搾取している」
この類の批判と似てますね。



3)どうして広告をやる必要があるのか?


これだって資本主義の国で暮らしていてこういう疑問がでてくるのが私には不思議です。
寄附行為というのは強制でもなんでもなく、寄附する人の自由意思です。
一般のビジネスにおける顧客でも10%のくらいの人は翌年は脱落します。フォローアップをしなければもっと落ちる。つまりその分補充をしないと前年の募金額・拠出額をキープするのは不可能っていうわけです。
それと、慈善団体とはいえ、寄附先はユニセフだけではなく、日本赤十字プランジャパン(フォスターペアレント協会)国境なき医師団など様々とも競争しているわけで、どこも広告をやっています。
特に高額所得者になればなるほど税金対策上もあって寄附を考えるでしょう。こういう人たちにはダイレクトメールは非常に有効で「DMなんて無駄だ」という人がいますが、1通たった200円程度のDMで10,000円寄附してくれれば御の字でしょう。もちろん、DM送付先のすべてが寄附をするわけではありませんが、寄附をしないあなたの元には来ないでしょう。

親しみを持ってもらうためにはイベントだって必要ですね。これだってタダではできません。
寄附に関心がある人はどこに寄附しようか迷っているのですから、これも元々関心のないあなたには関係がないことです。

ていうか、広告無しにどうやって200億ものお金を集められるのか?
それができるというのなら示しましょうよ。
反対だけして何も提示しない民主党みたいなこと言わないで。
あなたが民主党か共産党支持者なら仕方ありませんが。

日本ユニセフが使う広告費は大体30億くらいだそうですが、こんなのは日本ユニセフの事業規模を考えれば高くもなんともないです。
テレビCMに出せば10億くらいあっという間に出ます。
日テレの24時間テレビはたった1日の番組だけで24億の広告費を集めるそうです。

横道それますがアグネス・チャンの講演料100万というのもあれだけの知名度のタレントなら普通の金額です。
これもアグネス・チャンに関心がないあなたからピンと来ないかと思いますが、
アグネスのホームページを見るとスケジュールぎっしりです。

1回の講演で1,000人くらい集まることもあるそうです。
1,000人集められる人なんてそうそういませんよ。むしろ100万で済むのなら安いかも。


で、いったい何が問題なの??

日本ユニセフはユニセフとは別の組織なのにユニセフと名乗っている、ですが、
当事者同志が納得しているのですから外の人間がとやかく言うことではないでしょう。


日本ユニセフ協会は、ユニセフが深く関係しています。


(wikiから抜粋)ユニセフからの要請に基づき、財団法人日本国際連合協会が人員を募集し、支援物資の提供元への礼状を書く作業を始めたのがその起源である



 
One UNICEF
UNICEFの大切なパートナーUNICEFは、日本ユニセフ協会、全国24道府県で活動する25の協定地域組織、子どもたちのために働いてくださるボランティアの皆さんなどと一緒に、それぞれの立場で「世界の子どもたちの権利を守る」という共通の目的のため、「One UNICEF」として力を合わせて活動しています。


単純な話で規模がでかくなればユニセフ本体では手が回らなくなって外部委託しているわけでしょう。
それもユニセフがそう指定しているわけで、世界中そういう仕組みなんですから何がいけないんだろう?
なぜユニセフがわざわざそうするのか?各国法律も税制も違いますし、以下のようによくあることです。

  • トヨタのディーラーが「トヨタです」、と言っても全然不思議じゃありません。両社には資本関係はありません。
  • 新聞の販売店は、「○○新聞です」と言います。これも資本関係はありません。
  • 保険(特に外資系)は代理店が保険商品を販売していることが多いです。その場合も「○○保険です」と言います。
  • 私が住むマンションで東日本大地震があったときにちょっと不具合が生じて修理を管理会社に依頼しました。実際に私の家に修繕に来るのは管理会社ではなく業者の人で「○○○です」て自分の会社を名乗らずに管理会社の名前を名乗りました。
巷によくある光景です。例をあげればキリがありません。
ユニセフ東京事務所(国連職員)がその役を担えばそれだけ組織は肥大化していきます。
税制上の問題もあるでしょう。何かしら法人化しないといけないとか。



つまるところ、この手のことに疑問を持つあなたは日本ユニセフのターゲットではない、というと。

そもそも寄附なんてしているのですか?してないから控除のことも思いつかないのでしょう。


アグネス・チャン、私も関心ありませんが、需要と供給のバランスがあって100万払ってでも講演会を開きたいというところがたくさんあるわけです。彼女のスケジュールを見るとびっしりですよ。
つまり、話を聴きたいという人がたくさんいるということ。
日本ユニセフもそうした人たちへの広報役としての期待でしょうから、
寄附をしてもいない、関係がないあなたが批判するのは大きなお世話というものです。
寄附している人から批判があがらないのは、私のように、「人がいる?広告費がかかる?当たり前でしょそんなの」って考えるからでしょう。
そのうち出てくるかもしれませんが・・・。


お金持ちになると、次にほしいのは名誉ですからね。
若い方は知らないかもしれませんが、かつてアグネス・チャンは「ひなげしの花」という歌で大ヒットを飛ばした歌手です。
香港の実家も相当な金持ちだそうです。
ユニセフからお金をもらう必要なんて元々ない人なんですよ。


最後に、アグネス・チャンと同じ、世界のユニセフ国内大使の一覧です。
国連側のユニセフのホームページに掲載されています。
位置づけはアグネス・チャンと同じですからアグネス・チャンを批判するのであればこの人たちも批判しましょう。

できなければあなたがやっていることはただの誹謗中傷です。

日本人として恥ずかしいことです。

  ↓ ↓ ↓ ↓

UNICEF People 

http://www.unicef.org/people/people_nationalambassadors.html


私はアグネス・チャンの回し者でも、日本ユニセフ協会の回し者でもなんでもないのではありません。私がこれを2回もつづったのはあまりにも中傷がひどいからです。
日本人の矜持にかかわると思っているからです。

慰安婦問題を嘘だと批判するのであればこうしたデマを信じてはならないと考えます。


それでも、という方々には、くれぐれも、名誉棄損ならないようご注意ください。



2015年9月26日土曜日

元自衛官が集団的自衛権に反対て材料がチープだぞ!

左翼集団のサイトです。ネーミングからしてすごいですね。
どうして左翼って旗が好きなんだろう?

それはさておき、時々ここのサイトを見るのですけど、日頃自分たちが言われている言葉を使っています。「平和ボケ」と言われいていることは認識しているんですね。
文章はよく整理されていて同じ左翼でも頭がおかしくなる共産党の文章とは違うのですが読んでいるとネタが少ないな、という感じ。
なお、「護憲の人間でも攻め込まれたら戦う」のだそうです。

この左の人たちがよく取り上げるのに、元自衛隊レンジャーの井筒高雄という人がいます。元加古川市議で元・辻元の秘書
「現場を知らぬ司令官(安倍さんのこと)」というのをよく使います。
もうひとり泥憲和という人も良く出てきます。

でもねえ普通の感覚だと、「経歴が短すぎる」でしょ。
おそらくこういう左の人たちはどこにも就職できなくてプロの世界を知らないのではないか?
確かにレンジャーになったというのはすごいこと。しかしこの方、衛隊在籍歴わずか5年です。私の記憶では確かレンジャー歴1年程度。確かに若くしてレンジャーになったのですから相当優秀な方なんでしょう。しかし、高校を出たばかりの自衛官は最初の数年は会社でいう正社員ではありません。
もうひとり泥憲和という人は経歴そのものが怪しまれています。6年在籍したとしているがそのうち4年は少年工科学校だろうと推測されています。
これで自衛隊のすべてがわかる???
どんな世界にいっても一人前になるには10年でしょう。

左翼の怖いところはこういう人たちを何の疑いもなく信じてしまうこと。
社会一般ではこの程度だと経歴として認められない。
自衛隊というのは幹部になって会社でいう管理職です。
管理職の経験もない人が、どうして自衛隊が考えている奥深い作戦の話ができるんだろう?
普通に社会人の経験があれば、2年とか5年(しかも最初の数年は会社でいつ契約社員)の経験程度で元〇〇だなんて恥ずかしくて言えないでしょう。
最近では1年と3か月で海上自衛隊をやめて「自衛隊にいた経験から」と言って「お前、見習い期間すらまっとうしてないじゃないか」ってボコボコにされていましたが。
これでコロっと行く人たちがいるのも怖いことです。

安倍首相の自信の源泉はネットだ

安倍首相の自信の源泉はネットだという指摘があります。
安倍首相自身もそう思っているらしい。

かつて民主党が政権を取った時、民主党支持層が網の目のようにネット上にはりめぐらされていました。
当時自民党はネット対策が『ものすごく』遅れていたのです。

以下、2015年9月26日15:00頃現在

※敬省略

<tiwtterフォロワー数>
安倍晋三 538,359
岡田克也 5,501
志位和夫 46,372

菅 義偉 24,076
山本一太 162,966
佐藤正久 148,432
細野豪志 41,241
蓮舫 379,406
福山哲郎 32,461
小西洋之 11,048
小池晃 44,024

自民党 19,571 自民党広報 81,606
民主党 15,482
共産党 16,741

<facebook>
自民党 安倍総裁 488,027(フォロー)
民主党岡田代表 3,131
共産党志位委員長 なし??

佐藤正久 25,049

自民党 70,160
民主党 6,435
日本共産党 9,436

参考 行橋市議 小坪慎也 4,713

安保の問題 ネットでどれだけ見られているのか? 世論調査では分からないトレンド

今日において世論調査は高齢者の意見しか反映されません。
世論調査は固定電話に向けてかけるため、固定電話を使う人しか回答しないわけです。
もしては今は高齢者も携帯電話です。

それでも、これまでは投票行動の中心が高齢者であったため世論調査の技術向上もあってかなり実際の投票と一致していた面もありました。
しかしその投票の中心となる高齢者は常にスライドしていきます。
もう今や60代でもあってネットを使う人たちが増えていますから、だんだんネットの影響というのは高まるわけです。

ネットでの世論調査のようなものもすることができます。
すでに企業はマーケットリサーチをする際にはネット調査の方が中心です。

さて、ネットでの影響度合いを測るにはもう一つ別の方法があります。
それは検索キーワードを調べる方法。
そのひとつとしてGoogle Trendsという方法があります。
これは検索ヒット数を比較したものです。


1. まずここ1か月間の状況を見てみました。


集団的自衛権というのが一番トップに来ています。

続いて安保賛成、安保反対、戦争法案、徴兵制と続きます。
安保賛成と検索した人は検索した人自身が安保賛成の場合もあれば、反対の人が賛成の人の動向をつかむためにそう検索したことも考えられる。
どのキーワードもそれにYesの人もNoの人と両方いることを意識しておく必要があります。




  • どのキーワードも安保法制採決の日とその前後で盛り上がっている→急激に関心が引いている
  • 一般の人にとっては集団的自衛権の方が分かりやすい?戦争法案、徴兵制は関心が薄く不発だった可能性が高い
  • 安保に賛成、反対の双方ともに関心が高い




2. 今度は関心が薄い徴兵制をやめてSEALDsについて

大きな関心があるのが分かります。採決後急激にダウンしているがそれでもこの5つのワードの中では最も関心が高いですね



3. 最後に採決後出てきた二つの言葉についてここ1週間のトレンド(共産党志位委員長が示した「国民連合政府」「安倍首相が示した新三本の矢」に関連して三本の矢

戦争法案は急速にトーンダウンしている。国民連合政府は新しい言葉にも関わらず関心が低い。
三本の矢はやや注目された

とまあ、ネットではこんな状況です。


2015年9月24日木曜日

【デマ撲滅】日本ユニセフについてのこと、ま~だやってんのかって

日本ユニセフは(国連)ユニセフとは別組織だ、だから詐欺だ、という非難は今年1月ごろからだったか?から起きて、アグネスチャンが非難された。
別組織でいったい何がいけないのか?私にはさっぱりわからない。
どんな組織でも業務効率を考えて資本関係すらない別組織に業務提携関係になるのはよくあることで決して珍しいことではないでしょう。
ふつうに社会人をやっていればふつうに目に触れることです。

私が調べたことを書きます。
こんなこと書くと「まわしものか?」とか言う人がいるのですが、私はデマが嫌いなので
戦争法、徴兵という左翼が流布するデマを批判する以上はこういうデマも信じてはいけないと思っています。
なお、調べてかなり前なのでうろ覚えなところもあります。ご了承ください。

1.(国連)ユニセフと日本ユニセフは別組織、日本ユニセフは嘘をついているという人がよくいるけどどうなの??
まず、国連ユニセフとの関係を整理してみます。
  • 国連のユニセフ 国連の機関 日本の場合は ユニセフ東京事務所 日本と韓国の公的部門を担当
  • 日本ユニセフ ユニセフ日本委員会ともいう 日本だけにあるものではなくて世界中に同様な組織がある

国連のユニセフは公的部門からの募金を集めるところで、個人から直接寄附を集める機能がありません。それを各現地のユニセフ協会に業務委託していてこれが正規ルートとなります。日本の場合は日本ユニセフ。トヨタとカーディーラーみたいな関係。あるいはwhole部門とretail部門との違い、という言い方もあるかもしれません。


2. 黒柳さんとアグネスチャンの立場の違いは

  • 黒柳徹子さんは(国連)ユニセフの親善大使
  • アグネスチャンは日本ユニセフ(=日本国内)の親善大使
日本ユニセフの親善大使には聖路加国際病院の日野原重樹先生もいます。
いずれも(国連)ユニセフのホームページに名前が出ています。


3. 黒柳さんルートで寄付した方がいい?

黒柳徹子さんのは特別ルートです。やはり個人なので集められる金額に限界があるのと個人だから黒柳さんに寄付しても税務上の控除は受けられません。領収書も来ませんし、そのためのスタッフもいません。クレジットカードで毎月定額寄付なんてのも困難でしょう。
日本ユニセフは20%ピンハネしていると言われますが、財団法人ですから日本ユニセフ自体も、そこに寄付する側も控除を受けられるので結果として多くの金額がユニセフへまわります。日本ユニセフは財務情報を公表しています。
ちなみに、黒柳さんルートは年間1億くらい、日本ユニセフは昨年実績で138億円くらいユニセフへ拠出していると言われています。


4. 日本ユニセフは20%ぴんはねしている?
これはユニセフとの取り決めで20%だっかた25%だったか忘れましたが手数料をとってもいいことになっています。
日本ユニセフは年間200億くらいの金額を取り扱っているので、もうこうなるとそこそこの規模の会社ですね。
大体60人くらいの職員がいるようです。どうして慈善団体なのに給料をとる職員がいるのか?という人がいるのですが、これは幼稚な疑問だと思います。これだけの金額を扱うとなると領収書を発行するだけでも膨大な事務処理が必要で、ホームページやら財務管理やらいろいろでしょう。とてもボランティアでできるような業務ではないです。
なお、人件費など考えると適切な計算になります。実際には忘れましたが15%程度だったように日本ユニセフは抑えていたように記憶しています。

5. 日本ユニセフの本部ビルは25億もかかっている
建物の耐用年数、40年だか50年だかとして、本部ビル近くの家賃と比較すると、大体20年くらいで収支が逆転します。つまり25億かけて建ててしまった方が全然安いわけです

6. アグネスちゃんはユニセフからの寄付で豪華な生活をしている?

いちおう日本ユニセフへはボランティアで、
よく出てくるアグネスの自宅の写真は親善大使になる前のものだそうです。
また一般には分からないかもしれませんがアグネスチャンのスケジュールを見るとびっしりです。(ホームページに掲載されています)
教育学で博士号をとっていることからセミナー講師としては高い人気があります。1000人くらいの会場を埋めることもあるようなので、日本ユニセフからお金をもらわなくてもそれなりの収入は稼げると思います。

というようなことが私が調べたこと。
日本ユニセフも事業体である以上は投資と回収の関係もキャッシュフローも発生しますから、いくらかでも企業でいう利益に相当するものを得ないといけないでしょう。それがあるからこそ拡大していけるんですし。
寄付する人は納得しているんだからそれでいいんじゃないですか?
僕らが批判したところで毎年140億ものお金出せるわけじゃないし。
思うのですが、この手の批判をする人たちって寄付なんてしたことないのでは?

最後にご注意!
個人的にあなたがアグネス・チャンが好き嫌いはあるにしても、彼女の講演を心待ちにしている人たちがたくさんいるから親善大使として選ばれるわけで、何よりも、140億ものお金、あなたが集められますか?こうした誹謗中傷が蔓延して日本ユニセフが集められなくなったら困る人たちがたくさんいることを考えたことがありますか?東日本大震災の被災地も多大なお金を拠出しています。
私は日本ユニセフとは何の関係もありませんが、改めて、デマは人の生命に関わることもあることを我々は意識するべきかと思います。

日本共産党は「恨みつらみ」の政党。~~一般人には理解不能なレトリックと共闘するということの意味~~


日本共産党が国民連合政府とやらを呼び掛けている。
国民連合政府というのはよくわからない。
分かりやすいワンワードとあいまいな中身、これが共産党レトリックの典型だ。

これは果たして連合政権のことなのか?
あるいは大政翼賛会的なものを意味するのか?

まったくわからない。
元々日本共産党には民主連合政府という考えがあるがこれを読んで理解できる人はやはり共産党支持者としての素質があるっていうことなんだろう。
これを読んでふむふむと納得する日本人というのが私には不思議でならない。

最近私は共産党の綱領や党大会の文章など、いろいろと読むようにしている。
共産党の人間と議論をしようとすると必ず言われるのが「あなたは共産党の綱領を読んだのか?」。
私からすれば「じゃああなたは自民党の綱領を読んでいるのか?」と言いたくなり、いつも一方的なのも彼らだが、読んでみることにした。
おそらく彼らにとっては自慢の文章なんだろう。
しかしこれを読むと非常にわかりにくい。これを1回で読んで理解できる人は共産党的頭脳の持ち主だろう。しかし、ここには、彼らのいつもの主張のパタン分かりやすいワンワードとあいまいな中身をひもとく鍵がある。

綱領、要するにその政党の理念や政策コンセプトが書かれたものだが、日本共産党の場合は1922年にはじまったことからはじまり、
  • 天皇制との戦い
  • 半封建制との戦い
  • 労働者階級のための戦い
  • 革命的文化のための戦い
  • ロシア革命、中国革命に干渉する日本帝国主義との戦い
  • 台湾、朝鮮日本の植民地解放のための戦い

をしてきた、といったようなことがつらつらと現在まで続く。この部分がかなり長い。
他の政党にもある程度のレビューはあるがせいぜいここ10年、20年だ。
そして戦後のキーワードは以下3つだ。ただし、彼らは以下3つに整理しているわけではない。彼らの文章にはレイヤーをそろえるという概念ないのでこれがあちこちに散らばって記述されている。
  • 天皇
  • アメリカ(対米従属)
  • 大資本家と財界
この中でも最近は天皇についての言及は薄れている。他2つは彼らの言葉に頻繁に登場する。

彼らの文章には一つの特徴があり、何が課題で何がソリューションなのか?という一般社会にみられる文章構造がない。
我々が文章を書く際は結論を先に書くのかあとに書くのか?という2種類があり、多くの場合政策と呼ばれるものは結論が先に来てその説明をする。さらに補足が加えられる。
しかし共産党の文章にはこの境界線がなく、ぐじゃぐじゃなのだ。でもそれが彼らの正しい文章の書き方なのだろう。

たとえば、アメリカの悪口を散々書いて、最後にポロっと「対米従属から打破して・・・」というお経のような決まり文句が出てきて、「じゃあ何をやるの?」というと「日米友好条約を結びます」とこれだけ。
彼らには、レイヤー、それぞれのレイヤーの下にブレイクダウンを構成する、というロジック展開がまったくないようなのだ。こんな文章書いたら一般社会で評価されることはまずない。
どうしてだ?と不思議に思っていたのだが、

要するに、共産党の政策とは「恨みつらみ」なのだ。

戦前は非合法だった故に「恨みつらみ」があるのは分からないでもないのだが、そういう視点でみると彼らの考えていることがいきなり分かるようになってくる。
その恨みつらみを語る場合には常に彼らはマルクス・レーニン主義との照らし合わせを行っていて、このマルクス・レーニン主義は一般の人は触れることがないから、彼らの言葉にはかなりの行間があってわかりにくくなる。

彼らは3つのキーワードは敵視しているわけではない、と言う。
  • 天皇は国民の合意によってどうするのか決めていく、
  • アメリカは敵視しているわけではなく対等な関係とするため日米安保を破棄して友好条約を結ぶ
  • 大企業・財界も敵視しているわけではなくて(この後はよくわからない)


前述した3つのキーワード、彼らの綱領を読むとすべてこの3つのどれかに帰結する。
また、今回の安保についてはこうすると彼らの考えを理解できる。

にっくきアメリカ、それに従属しようとする、手先である安倍内閣

だから彼らは安保に反対で安倍内閣を倒せと言っているのだ。
そして一緒に倒す仲間が統一戦線というわけだ。

はたして他の野党がこうした憎しみと恨みつらみについてこれるのか?
というところにかかってくるかと思う。