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2018年10月27日土曜日

安田純平擁護は、いい子ぶってるが、テロ支援者だろ。一人を助けて多くの犠牲者を作る可能性、それをまた取材って何なの?

表題のとおり。ジャーナリズムの使命感を言うのが結構だが、その悲惨な世界をつくりだしているという危険性をまずは認識してほしい。
今はSNSがあるから、世界中に波及する。そもそも、私は以前、ISが公表した残酷な動画やIS内部の動画を随分見ているが、こうした情報をマスコミが報じたという記憶がない。

見せないものがあまりにも多いマスコミに、ジャーナリズムの使命を語る資格はない!

海外で活躍するスポーツ選手が何人か自己責任に反対したったパヨクは水を得た魚だが、海外で活躍するスポーツ選手のすべてじゃない。そこに統計学的な代表性はない。

「自己責任」と言ったのは安田純平本人。
何よりも、テロリストに巨額なお金を渡してしまったこと。これは大量の犠牲者を招く恐れがあり、これを考えずに人権だ何だと言っている連中はおかしい。

日頃から思うのだが、一番人権を蹂躙しているのが、自称人権派だ。
女性の見方などと自称している女性弁護士がいるが、大体テロみたいなのは弱い者から狙っていく。
こうやって苦しむ人たちを増やす勢力に加担しているという自覚がないのに、いったいどこが人権派なんだ???
はっきり言って、
人権派なんていうのは、人権を利用してアナーキズムに加担する連中なのである。




調べてみると、自動小銃なんて10~15万くらいで手に入るようで、5万くらいのもあるようで、いくらもしないようだ(ただし、自衛隊が使っているの89式はかなり高額)。銃弾も安いみたい。もちろん、現地の人からすれば高額。
おまけにシリアなんて2011年以降統計資料がなく、2010年の段階でひとりあたりGDPはわずか1,700 USD/年。びっくりするほど安いのだ。

今はもっとひどいだろうから、月1万もあれば兵を雇えるんじゃないか?いや、貧しい地域は給料だって要らない。食わせれば十分。
下手すればかつてのダッカ事件のときのように、日本はテロ支援をしたと批判されることになる。

こういう連中に手を貸したことになる。


安田氏が受けたと言われる拷問は過酷なもので、狭い場所に入れるというのは中東では定番だから本当かもしれない。しかし、行く以上はその覚悟もしないとね。

もちろん、やむを得ない事情で捕まった人は全力で捕虜しなきゃいけない。しかし、日本に助けてもらったって思われるのが嫌だとか、荷物がなくなって腹が立ったとか、拷問を受ければ気が狂うからその状態なのかもしれないが、ひとこと謝れば済むことをしないから、多くの国民が怒るのだ。

2018年10月25日木曜日

こんなの見ちゃうと恐ろしいな。“移民キャラバン”5000人が米へ 次々と国境突破(18/10/22)

こんなの見ちゃうと恐ろしいな。まさに軍隊アリ。


現在ホンジュラスのサン・ペドロ・スラからメキシコのタバチュラというところにいるらしいけど、それだけでGoogle Earthで距離を測ったら620km、さらに、テキサス州のどこに着くのが知らないけど、大体2,000kmのようだ。そこまで徒歩だってさ! 


メキシコの警察は重機関銃ももっているけど、追い返せるのか? メキシコにはアメリカに行きたいのはたくさんいるので、増幅したら手に負えないだろう。 さらに、アメリカ-メキシコ国境なんてロープしかないようなところもあれば、壁があるところでも結構穴が開いているらしく。あとは海ね。

日本は幸いにして海で囲まれているけど、北朝鮮のボロ船を見ても、どんな手段を使ってでもやってくるやつはやってくるわけで、入管法改正、怖いな。 
ただ、入管法改正は勘違いされているところもあるようで、これまでよりも厳しくなる面もあるみたい。 「移民政策ではない」という政府の説明はある意味正しく、これまで曖昧だったところを明確にしよう、というのが狙いでもある。
例えば、中長期滞在者は常に報告をしなければならないとか。だけど、行方不明になったら分からないよね。
移民の恐ろしさって、そういうところだ。

不法在留との兼ね合いはどうなんだろうか?

2018年10月8日月曜日

トランプとの貿易戦争で、中国共産党政権が終わるのか?

中国共産党政権が終わるみたいなことを言っている人、評論家でも結構多いけど、僕は藤井さんの言う通りだと思う。


いちおう、僕は中国の専門家でもなんでもないので、中国を専門にしている研究者にきいてみた。
すると、中国からすれば、今回のアメリカから仕掛けれた貿易戦争は、嵐がやむのを待つ、みたいな感覚なのだそうだ。 
藤井さんがいうように、いつかはトランプはやめるから。対して習近平は終身。
選挙もなければ、体制批判する国民を殺すことも何ら躊躇しないし、共産党が許す報道しかされないから、もし苦しくなったら、全部アメリカのせいにすればいい。
それで、アメリカ帝国主義との闘争だとか、言うのがもう目に見えている。
経済も借金が3000兆円だからという人もいるけど、実は、あの国の実態を解明出来る人は誰もいない。
何しろ、共産党の意思決定システムも、お金の流れも、わからないんだから。
これは僕らのような西側社会に住んでいる人には理解ができないものだし、
恐らくそれは、中国人であっても分からない。
全く違うメカニズムなのだ。
でも、僕らからするとまったく不合理でも、中国では合理性があるわけだ。
民意が、ていう人もいるけど、中国に民意はない。元々儒教社会だということもあり、「支配する側とされる側がいる」、それだけ。
民主主義なんて、根付かない土地柄なのだ。
北朝鮮も同じ中華圏だけど、脱北者の川崎栄子さんによれば、生まれた時に、支配者という全然違う世界の人がいて、自分は支配される側だと国民は思っているらしい。

自由だとか、選挙だとか、見たことも聞いたこともないから、思いつきもしないのだ。
中国はまだ自由に見えるけど、天安門事件はほとんど知られていない。
日本にいても、共産主義者がいるのだ。極左もいる。これだけ自由なのに、安倍政権が軍国主義化しているって真剣に思っている人たちがいる。
中国にいればなおさらで、我々とはまったく、メンタリティが異なるのだ。

どんなに経済がおかしくなろうと、それで共産党政権がダメになる可能性は極めて低い。

もちろん、革命なんてある日突然発生するものなのでいつどうなるかわからない。
ただ言えるのは、あんまり西側のモノサシで捉えない方がいいってこと。
やっぱり、我々、西側の人間なのです。

【提案】日本は日本。日本は東アジアの一員、みたいな言い方、これ、やめませんか?

【提案】
よく、「日本は東アジアの一員」みたいな言い方されますが、これ、やめませんか?
僕も昔読んだけど、「文明の衝突」の著者、サミュエル・ハンチントン(国際政治学者 1927年4月18日 - 2008年12月24日)によれば、日本は中華から派生したものではあるもの、日本は日本文明
世界で唯一、一民族一文明。

派生した、というのが、そうでもあるし、そうでもないので、ちと微妙だけれども、
だからいわゆる特亜(中国、北朝鮮、韓国)とは文明の基盤が違うのです!
だから、彼らと分かりあえることはできない。
メンタリティが全く異なるわけです。


以下、Wikipediaより引用
  • 中華文明 - 紀元前15世紀頃に発生し、儒教に基づいた文明圏であり儒教文明とも呼ぶ。その中核を中国として、台湾、朝鮮、韓国、ベトナム、シンガポールから成る。経済成長と軍備の拡大、および国外在住の華人社会の影響力を含め、その勢力を拡大しつつある。 
  • ヒンドゥー文明 - 紀元前20世紀以降にインド亜大陸において発生したヒンドゥー教を基盤とする文明圏である。 
  • イスラム文明 - 7世紀から現れたイスラム教を基礎とする文明圏であり、その戦略的位置や人口増加の傾向、石油資源で影響力を拡大している。(トルコは文化や歴史的に西に近い。) 
  • 日本文明 - 2世紀から5世紀において中華文明から独立して成立した文明圏であり、日本一国のみで成立する孤立文明。 
  • 東方正教会文明 - 16世紀にビザンティン文明を母体として発生し、正教に立脚した文明圏である。 
  • 西欧文明 - 8世紀に発生し、西方教会に依拠した文明圏である。19世紀から20世紀は世界の中心だったが、今後、中華、イスラム圏に対して守勢に立たされるため団結する必要がある。 
  • ラテンアメリカ文明 - 西欧文明と土着の文化が融合した文明、主にカトリックに根ざしている文明圏である。 
  • アフリカ文明 - アフリカ世界における多様な文化状況に配慮すれば、文明の存在は疑わしいものであるため、主要文明に分類できないかもしれない。 
  • エチオピアやハイチとイスラエルはどの主要文明にも属さない孤立国である。モンゴル、チベット、タイ、ミャンマーなどは仏教文化として括られているが積極的な行為主体とは考えていない。
だけど、民族って少し難しいのは、この図を見ると、ひとまず台湾も中華文明圏に入っております。
しかし、台湾の人達は元々はびん(門に虫)南人、大陸では差別された人たちでした。どうも昔からメンタリティが異なっていたのでしょうか?台湾語は漢語系ではありますけど、文字を持たず、いわゆる北京語や広東語など大陸を代表する言葉とはまったく違うものだそうです。
戦後、蒋介石が率いる中華民国が台湾に上陸をして、当初は「祖国復帰」だと喜んだようですが、あまりにもの素行の悪さに落胆したと言われています。
ベトナムも日本人とメンタリティが違うとは言われますが、これによればやはり中華文明。
ただ、ここでは華人社会の影響力、という説明が適切なのかも。ここで、日本は一線を画している。

外国の人は、日本という惑星、であるとか、日本人は実はエイリアンだとか言ったりもするようですが、日本人はこれをきいて中には頭に来る人もいるでしょうけど、自分たちが特殊だということを自認しているので「もしかしたらそうかも」て変な納得をしてしまうのではないでしょうか?

では、その日本人て一体何なのか?長くなるので、それはまた後で。







ノーベル賞と若年層の関心とメディアの役割と

博報堂のメディア定点調査によれば、20代になると、メディア接触時間のうち、テレビと新聞、いわゆるマスコミに接している時間は15%しかない。
つまり、いくら「若い人はネットを鵜のみにしている」と批判したところで、マスコミに批判をされている若い人たちはその記事を見ていない。
随分と昔のことだけど、僕はあるテレビ局の人に、「テレビって庶民がバカだっていう前提で成り立つ商売でしょ」と言ったら、彼はキレだした。(笑) 図星だったようだ。

ノーベル賞狂騒曲、もうウンザリです

「若年層は中高年よりもはるかに頭がいい」という声、よくきく。昔は若年層は年上から教わる立場だった。しかし、今は違う。若年層は上司が知らない仕事をどんどんこなす。
そういう彼らにとって、このノーベル賞もそう。彼らが知りたいのはその中身だろう。

『受賞理由などそっちのけで、当人や家族をただ追いかけ回す。本当はすごい研究成果のはずなのに、新聞さえもワイドショーのノリで報じる。』

ただ、まったくやっていないわけでもないようだ。
良く批判される、TBSのひるおびでも図解で解説していたみたい。しかし、頭のいい若年層からすると、紹介するだけでは恐らく飽き足らず、ここからどうするべきなのか?とか、さまざまな見方を示さないと彼らは納得しないのではないか?

テレビの編集能力というのはそれなりに、僕は凄いものがあると思う。
それを生かしていけばいいのにね。おそらく、決裁権者の頭がおかしいのでどうしてジジババメディアになってしまう。

海外の権威に弱いというのはこれはしょうがない。
やったもん勝ちだ。また、数が少ないからでしょう。
韓国みたいにゼロだと大騒ぎになる。日本も昔ほど騒がなくなったんじゃないか?
受賞したことそのものよりも、それがどういう風に社会に生かされていくのか?そういう報道になればね。


2018年10月4日木曜日

実質賃金批判。だけど、こうすれば実質賃金があがるって示している人、誰もいないよね?

凝りもせず、未だになくらない、実質賃金ガー。

この手のは大体古いデータを持ってきますね。
2014年てwwww

まず、実質賃金はここ数カ月上がってます。
出典:厚生労働省・毎月勤労統計調査

しかしこの上げるって実はそう簡単なことじゃなくて、韓国を見ればわかるように、実質賃金をあげるということは、失業率を増やすことを意味します。

に対して、あちこちで出回っている、例えばこんなの。

これは、比較の仕方として、フェアではありません。  
*私が作ったものではありませんが、あちこちで出回っているので、使わせていただきました。
解説文はこちら--アベノミクスで格差拡大!安倍政権で貧困層が急増して日本の国力が失われた悲惨な国民

なぜかというと、
  1. まず、データが古すぎる。今、2018年なのに、2014年で止まったデータを出すとはいかにもトリッキー。
  2. そして、1990年といえばバブル絶頂!。バブルと比較して何の意味があるのでしょうか?ひとまず、ドン底からの脱出が課題だったわけで、バブルにもっていくのは次のステージです。
ちなみに、私はこれが不思議でならず、というのは新しいデータを持ってくることの方が簡単だろうに。
冒頭で私が示したデータはここから持ってきたものです。
ね!新しいデータは右上を見ればOK。
4年前のデータ・・・えーっと、1990年のデータ・・・えーっと。
不思議だな~~~。

しかもです。第2次安倍政権が始まったのは2012年。
当然、まだまだ前の政権の状況を引きずっていますから、2014年をもってアベノミクスの評価をすること自体、不適切です。

にもかかわらず、どうしてわざわざ古いデータを差し出すのか?また、どうしてバブルと比較をするのか?
私には悪意を感じます。

もちろん、数字の分析には長いトレンドと短いトレンドとありますし、2014年のデータをもってきても問題が無いときもあります。しかし、今必要なのは直近の課題を克服することですから、1990年との比較ではありません。
数字云々以前に、課題の整理が出来ていない。

これを作った人は、数字に慣れてない人、あるいは悪意の持主、どちらかでしょう。
数字を比較するときは、同条件で比較をする、これが大原則。
バブルとドン底から脱出を比較してどうするよ!!

なお、少し角度を変えた例を出します。
共産党の落選中の池内さおりさんが最低賃金を時給1500円に!と言っております。それが出来たら誰もがうれしいでしょう。
でも、今の若い人たちは、こういう甘い言葉にはつられません。
これが不可能であることを、見抜いているのでしょう。騙されません、彼らは。


そもそも、どうして実質賃金を増やすと失業が増えるのか?

これについて確認してみます。
いろんな説明の仕方があるのですが、これは自然の摂理なので、簡単な理屈で説明ができます。
目の前にケーキがあるとします。8人いるので8等分しようとします。ところが誰かが「一人分をもっと多くしてほしい!」と言いました。それで試しに大きめに切ったら6等分になってしまい、2人は食べることが出来ませんでした。
これが失業の発生です。

これって自然の摂理に反していることが分かりますよね?
じゃあどうすればいいのか?
そうです、大きなケーキを買うこと。であれば、全員大きな一切れを食べることが出来ます。しかし、大きなケーキを買うとなると、今度はお金がかかります。そのお金をキープするためには今までよりも多く稼がないといけない、つまり、経済成長をさせないといけない。
これがアベノミクスです。
もちろん、実際の経済は物凄い複雑で、これはシンプルな説明に過ぎません。
言い換えれば、実質賃金を増やしながら失業率の減らせると恐らくノーベル賞が取れる。それくらいに難しいのです。
しかし、実質賃金は最終目標として達成しないといけません、なぜならそれが経済成長の目標だから。
経済成長の定義はいろいろあるのですが、一般には、ソロー・スワンモデルといって、ひとりあたりの実質GDPの上昇を示します。簡単にいってしまえば、ひとりあたりの稼ぎの上昇 ≒ ひとりあたりの実質賃金の上昇。
そうです。 経済の成長は元々このように、大きな矛盾を克服していくことなのです。
そのため、批判はとても多いですが、失業率を減らさずに実質賃金を上げる方法を提示する人は誰もいません。
何故か?前述のとおり、自然の摂理に反することなので、不可能だからです。

実質賃金の上昇は、少しずつやっていくしか手はない。

だから、経済にはラグというのがあるので、それを利用しながら、少しずつやっていくしか手はないのです。
経済の成長は、下図の緑の線のようにあげて、ある程度のスパンをもって、総じて、赤い破線のようにしていくしか、方法はないのです。
前述の厚生労働省が示した数字を見ても、あがったりさがったりしています。
それしか方法はないのです。 

これを経済学ではトレードオフと言います。

何かを満たそうとすると何かを諦めないといけない、ということ。
例えば、旅行をしようとすると、楽しさは増えますが、手持ちのお金は減ります。
失業率と実質賃金はトレードオフの関係にあります。
もちろん、上図のような緑の線のサイクルを早めるべき、という議論は多いに有効です。しかし、それすら誰も提示している人はいません。要はそれだけ難しいということです。

どうして実質賃金の上昇が遅れたのか?
間違いなく消費税増税の影響でしょう。だけどこれはアベノミクスじゃありません。法律で決まっているからいつかはやらないといけない話。(私は増税反対)


一方で、貧困の発生は頭の痛い問題であることも事実。

だけどこれも非常に難しいです。
前述のとおり、失業率の上昇を覚悟しないといけないのと、高齢者の増大が大きな原因でもあるので、生産世代ではない高齢者にどれだけ予算をかけるのか?かといって、若年層に投資しないと20年後が危ない。

批判するだけなく、もっとじゃあどうすればいいのか?を考えていきたいものです。
批判ばかりというのはほんと悲しいことです。
もちろん、自由の国ですから批判はOK。
だけど、超難しい、ということをまずは知ること、これが大事だと思います。

翁長ジュニアよ、目を覚ませ!

直に若くして亡くなった父親を見ているのだから気持ちが分からないわけでもない。日本政府の態度もよくないところがあるのでしょう。
性格も純朴なんでしょう。彼自身は、文面を読む限りでは、とてもいいやつだ。
やつ、面識もないのに失礼な言い方だけど、文面を読んでいるだけでも、引き付けられるものがある。
でも僕は一言、彼は左翼に毒されて問題の本質が見えなくなっているように見える。
また、純朴な人ほど、左翼のターゲットになる。
沖縄で左翼がやっている基地反対の署名運動につかまっているのは、見ていると、純朴そうなのばかりだ。つけこんでいるんだな。


「日本ではない国に行けば」 翁長知事の息子が投げかけられた言葉
父に続き政治家となった彼は、何を感じているのか。「沖縄保守」への思いを聞いた。

「大好きな日本だからこそ」とは言うのは、故・翁長前知事が中国とのつながりを疑われたことを意識しているからか?

沖縄を甘やかした結果か?

沖縄出身で評論家で拓殖大学日本文化研究所客員教授の惠 隆之介さんがよくいうこと、「本土の人間が沖縄を甘やかすからこうなる」。なかなか本土の人間が言えないことではあるけど、「沖縄は基地で飯を食っている」と言われたくないのであれば、どうして沖縄に産業を興そうとしないのか?
もちろん、市議一年生の彼にそれを言うのも酷かもしれない。
しかし彼は、翁長前知事をご子息として注目される立場にあるのだから仕方がない。

沖縄経済の自立は、乗数効果を知らないデニー氏では不可能

デニー新知事がこれからどうやるのか知らないけど、沖縄の主要産業は土建だ(オール沖縄の中心である、かりゆしグループはデニーが補助金をなくしたらどうやって飯食うんでしょうね?)。次が観光だけどこれは季節商売で安定性に乏しいことは随分昔から言われ続けていることだ。
デニー新知事は一括交付金は融通が利かないと言っているが、確かにそういう面はあるだろう。しかしそれが無ければ、沖縄は食えない。
また、政治家だったら、マクロ経済学の基本、「乗数効果」くらいは知っていて欲しいものだ。あれは共産党の入れ知恵ではないか?。共産党は乗数効果を無視した発言をすることが多いから。

乗数効果とは
乗数効果とは、あるところに大きな投資をしたとすると、その投資先は利益を除いたまたどかに発注する。そしてその発注を受けた企業はまたそこから利益を除いて発注する。するとそこからまた・・・という具合のもの。当然、そこで働く人たちもまた食糧や衣服、車など買っていくの経済活動の連鎖が生まれる。だから、一括交付金であっても、まったく無意味ということはないのだ。

沖縄で上場している企業は2018年10月3日現在で6社あるが、製造業がない。

これは致命的な課題であるはずだ。もちろん、これまでの保守系の知事も手をつけるのが遅かった。仲井眞知事は恐らくそれをよく承知していたのであろう。
だから、沖縄21世紀ビジョンがある。

ただ、これでも私は、このビジョンは弱いと思う。
沖縄科学技術大学院大学のことを記載されているけど、これは沖縄を観光に頼らない経済の起爆剤となることを願ってのものだ。しかし、沖縄県がこの大学の重要性をどこまで意識しているのかは不明だ。

話を元に戻すと、沖縄の上場企業は、沖縄銀行(8397)、沖縄電力(9511)、サンエー(2659)
、琉球銀行(8399)、沖縄セルラー(9436)、碧(3039)の6社。前述のとおり、致命的な課題、それは製造業がひとつもないことだ。銀行、スーパーマーケット、電力、レストラン、地銀にとって以外に東京の売上は貴重だったり、碧は東京に2つの店舗があるもの、
全体的には内向きの経済で、外からお金をとってこれる企業がないということだ。
外からお金を持ってくるのは製造業である。IT産業でもいい。あるいは、スーパーサンエーが本土に何十店舗も支店を展開していくのならいいけど、それもやってない。
とにかく、沖縄県の経済とは、沖縄を消費地にするための経済なのだ。これでは、永遠に独立をすることはできない、もっと厳しい言い方をすれば沖縄には産業が無いのと同じ。
独立派(さすがに、ここまでいうのは実は極わずかだけど)には経済学者が何人もいるが、このことを指摘する人はひとりもいない。
まったく政治的なこと、軍事的なことを抜きにして、もし沖縄が独立をしたとしたら、通貨を何にするのか、彼らは想定していないみたいだが、自ら富を作りだすことが出来ない以上、確実に通貨暴落が発生して、極貧国になる。

では、沖縄を日本政府は差別しているのか?


沖縄差別というが、そんなものは存在しない。
もし差別していたら、10兆円も投下していないし、沖縄科学技術大学院大学なんて作らないし、何よりも、もし差別していたら、別の通貨にしているだろう。戦後の沖縄にはB円というのがあったが(のちにUSドルになる)。

円で暮らしているというのは、世界から見れば特権だってことを沖縄の経済学者もまったく理解していない。世界最強と言われる日本のパスポートも特権だ。それを恩着せがましく言っているのではなく、それを壊そうしているのがオール沖縄だってこと。
差別されたいと強調して、そんな暗いイメージのところに行きたいと思うか?観光業にとってイメージは商品だ。それを潰しているのも、オール沖縄だ。

翁長ジュニアは、すっかり左翼に毒されている。

左翼というのは差別されているとか、虐げられていることが正統性の理由になる。彼らはうまくいってもらっては困る人たちなのだ。共産主義者は別の言い方をすれば、彼らは無政府主義者だ。国があるということ自体が彼らからすれば悪だ。
そういうまったく前提と背景を異なる人たちの応援を受けている。

基地については、騒音については僕も同情する。
だけど、これも沖縄の人権をないがしろにしているのではなく(確かに戦後米軍は結構ひどいこともしていたらしい)、東京にも米軍の基地はたくさんある。
何故か?それは大事な場所だからだ。

僕も子供の頃は横田基地の近くに暮らしていたけど、米軍基地に反対して人、いたことはいたのだろうけど、近所では聞いたことがない。
さらに言えば、東京の上空はほとんど米軍のものだ。


独立国としては確かにおかしい。しかし自前で守るのであれば自衛隊を国軍にしないとダメ。つまり、軍法が必要。核の議論や敵地攻撃能力もタブーにしてはならない。

あれもだめ、これもだめ、って子供かよ!


目を覚ませ!共産党になんか頼るからこういう発想になる。

2018年10月2日火曜日

玉城デニー新知事。東京都知事になって何もできなかった青島幸男か?

知事になってかりゆしを新調したのか?
ああこういうデザインのかりゆしもあるんだって僕は思った。当選したことは確かなんで、まずは反対の立場であってもおめでとうございます、なんでしょう。

だけど、今までこの人は楽な仕事だったからな。ていうのが出てしまっているインタビューですね。
これまでは、反対していれば良かった。適当にやっていても誰も怒る人がいなかった。
表題のとおり、東京都知事になって何もできなかった青島幸男を思い出す。
あの人は世界博を止めて、謝罪行脚をしたのが仕事になってしまった。

これまで応援してた極左紙、沖縄タイムスの記者ですら、どうも玉城デニー氏の曖昧さに釈然としていない様子が伺える
意外に的を得た質問、するんだな、て思った。

結局玉城氏は「議論しなければならない」がすべてで、相手が自分の思い通りやってくれる、ていうのが前提になっている。 そして結局彼は、自分が何やったらいいのか?玉城氏はわからなくて「やべーよ」て感じなのか?余程能天気かどちらかだろう。
知事の仕事はただでさえ、物凄い過酷だと言われている。そりゃそうです。やることがあまりにも広範囲で、これに基地問題がのっかるんだから。
基地問題て元々、スタックしてしまう構造。

  • 普天間→辺野古だと米軍は普天間を残さないといけなくなる、
  • しかし辺野古を作らせないって、
  • 背後には普天間がなくなったら困ってしまう、年間900億ももらっている軍用地*の保有者がいて、
  • さらに、ここに極左がからんでいる。左翼というのは、彼らは元々壊し屋だからそれでもいい。
  • 師匠の小沢一郎氏からすれば、辺野古に移転してくれた方が、宜野座村に所有している土地があがるし。
  • という具合に、とにかく基地問題て、非常にややこしいのだ。

*注)軍用地自体は嘉手納など他の米軍基地の土地所有者も含む。毎年確実に値段があがるので投機対象になっている。

翁長氏はなんだかんだいっても市長を長年やってきていたしカリスマ性もあった。だから県職員が勝手に動いた。
命削るな、この人も。あるいは能天気で不感症かもしれないけど。
お母さんのいうこと、聞いていた方が良かったのに。

沖縄県知事選の敗因は、当選すると思っていたこととネット軽視。


佐喜真陣営が当選すると思っていた?まさか!
玉城陣営がリードしていたじゃないか!
て思われるかも。

実は私は、選挙が始まった頃、ソースは言えませんけど、県知事選挙前にあるところ(日本人なら誰でも知っているところ)が調査していて、それによると、佐喜真さんが〇%優勢だという結果が出ていたという話を私は耳にしました。

選挙に影響するといけないので親しい人にも言いませんでした。
しかし、自民党は当選すると思っていて大きな祝勝パーティの会場まで借りていたという話をニュースで聞き、「あの話、本当だったんだ・・・」て思いました。

なお、この調査の結果はどこでも報じられていません。
一方で佐喜真陣営の若手がこれを知っていたかどうかは分かりませんが、ネット軽視に不安を持っていもいたようです。

それで、とりあえずの浅い分析ですけど、沖縄県知事選。
結論からいいますとこのふたつ。
  1. 当選すると思っていた。
  2. ネット軽視。
両者はリンクします。
これまで自民党が勝ってきたのは、すべて若年層の支持に加えてネットだったのに、どうして自民党はそれをやってこなかったのだろう?不思議ですね?


ネット軽視の痛手

私が思うに、今の自民党員は大きく真っ二つに分かれると思います。
中選挙区時代の人からの古参の自民党員と、小選挙区になってから(あるいは、下野した後)自民党員になった人達、互いに意識がかなり違うと思います。
  • 前者は党内論理優先。ネットに対して懐疑的。安倍さんをあんまり好ましく思っていない。私は石破さんに入れたのもこの人たちが中心だと見ています。
  • 一方で、後者は政策優先。ネットをガンガン使う。安倍さんを支持している中心層。

従来型の後援会だよりの選挙をやってしまったな。
おそらくこの言い方は、小選挙区時代・下野したから自民党に入った人たちが古参の党員を見て感じていること。

しかし、安倍政権を支えているのは若年層であり、さらに言えば、この若年層が接するのがネットなので、ネットに力を入れないと若年層とのパイプがなくなってしまうのです。
つまり、もう少し整理していうと、佐喜真陣営の敗因は、この若年層からすると見えない候補だったってこと。
これについてもう少し詳しくいうと、今、年齢を無視して考えても、デジタルメディアの方が閲覧・閲読率は高いのです!博報堂の調べによれば、50%以上。
今の時代、65歳以下は普通にパソコンやスマホを使うでしょう。それが50代以下になったらもっと普通に使います。
営業系や事務系の仕事だと、パソコンがないと仕事にならないからです。

マスメディア(テレビ、新聞、ラジオ、雑誌)とネット(パソコン、スマホなど)の比率は、
50代でも大体 60:40
40代では大体40:60
これが20代になると、大体15:85くらいまでなってしまいます。
つまり、もう今の時代、テレビや新聞で話題になることよりも、ネットで話題になること、これがとても重要なのです。ネットを使わないのは、学生時代にヘルメットを被っていた世代。自民党にも、この感覚のひとたちがのさばっているってことですね。
というのを前提において、twitterのフォロワー数を見てみます。


パヨクの法則が通じなかった選挙

もちろん、このフォロワーがすべて沖縄県民とは限りませんが、それは佐喜真陣営だって同じ。
フォロワー数は圧倒的に玉城デニーの方が多い!
この時点で自民党は警戒しないといけなかった。



名護市長選、沖縄市長選などでは全く様相は逆でした。
左翼系の定番として、何故かネットを軽視する、という傾向がありました。
候補者も自らtweetするわけでもなく、後援会がtweetとしていました。

しかし今回は逆。フォロワー数だけでなく、(もちろん過去のもたくさんあるからですが)tweet数は玉城デニー氏は佐喜眞候補の約16倍!
玉城デニー新知事は沖縄では知らない人がいない、ラジオパーソナリティとのことですが、これはネット時代ではかなりやばい。

ちなみに、安倍総理はフォロワー数、約110万。立憲民主党枝野代表は約11万、日本共産党の志位委員長が約9万で、安倍総理は圧倒的です。つまり、それだけ伝わるわけです。

安倍総理の110万はおそらく、テレビの視聴率に換算すると10~20%近くのパワーがあると推測します。
つまり、昼間のワイドショーなんかよりも、見ている人は圧倒的に多いのです。


新潟県知事選挙とは真逆
パヨクの法則をやってしまった自民党

新潟県知事選は、当選した現知事、花角さんの勝因は若年層、都市部の力だったと言われています。ホームページは地味ですが、政策もしっかり並べていました。
一方で、対する池田千賀子氏は、私のこの人を最初見た時、「マジ?これで知事になる気でいるの??」て思いました。本人には悪いけど、見るからに貧相だからです。
まがりなりにも、新潟は政令指定都市を持つ県です。上場企業が36もあり、コシヒカリに代表されるように農業も盛ん。お酒も有名です。
産業をひっぱっていく顔であるかどうか、がとても大事。
しかし、当の池田氏が主張したのは、反原発、女性の知事を!これだけでした。
見るからに、40年くらい昔の活動家がタイムスリップしてやってきたかのようでした。

今回の沖縄県知事選と新潟県知事選、両候補のホームページを並べてみました。



若年層は厳しいです。
「反原発はいいんだけど、そのあとどうするわけ?」
「女性の知事をって女性をバカにしてない?仕事が出来るから知事になるんじゃないの?」
なんて言う声も聞こえてきました。

新潟県知事選では、左翼系の評論家などが反安倍を連呼したことが失敗に至ったことをパヨク陣営はよく反省したようで、沖縄県知事選では目立った行動を控えていました。
前回の選挙であれだけ表に出てきた共産党も表向きは静かでした(共産党党内向けにはデニー氏を積極的に応援していた)

しかし、今回の沖縄県知事は全く逆でした。
  • ネットに強いはずの保守系はネットに弱く、ネットに弱いはずのパヨク系が強かった。
  • 新潟県知事選では池田千賀子氏は丸で知事になる準備ができてないようでしたが、玉城デニー氏は付け焼き刃っぽく、消化不良な感じはあったもの、とりあえず、ひととおりのことは取り揃えました。
  • 新潟県知事選ではダサダサだったパヨク陣営、しかし沖縄県知事選では、玉城デニー氏はロック少年だった。カメラマンもちゃんと撮ってますね!

そしてこんなのも、
  • 青山繁晴さんが自ら「頼まれてもいないのに勝手にやってきた」という演説。僕は青山さんは尊敬しますけど、なんであんなこと話したんだろう?
これなんてほんと、新潟県知事選でパヨク側がやったことそのものですよ。 
なんでパヨクの失敗をわざわざやってしまったのか? 
青山さんは、しらゆりの塔の話なんかよりも、自らの得意分野である、国防の観点から言えば良かった。なぜ?こっちにいってしまったのか?理解に苦しみます。


自民党には戦略がなかった。当選すると思っていたから。
しかし、オール沖縄は綿密に戦略を組んでいた。
ある意味、なめてかかっていたのです。