中国共産党政権が終わるみたいなことを言っている人、評論家でも結構多いけど、僕は藤井さんの言う通りだと思う。
いちおう、僕は中国の専門家でもなんでもないので、中国を専門にしている研究者にきいてみた。
すると、中国からすれば、今回のアメリカから仕掛けれた貿易戦争は、嵐がやむのを待つ、みたいな感覚なのだそうだ。藤井さんがいうように、いつかはトランプはやめるから。対して習近平は終身。
選挙もなければ、体制批判する国民を殺すことも何ら躊躇しないし、共産党が許す報道しかされないから、もし苦しくなったら、全部アメリカのせいにすればいい。
それで、アメリカ帝国主義との闘争だとか、言うのがもう目に見えている。
経済も借金が3000兆円だからという人もいるけど、実は、あの国の実態を解明出来る人は誰もいない。何しろ、共産党の意思決定システムも、お金の流れも、わからないんだから。
これは僕らのような西側社会に住んでいる人には理解ができないものだし、
恐らくそれは、中国人であっても分からない。全く違うメカニズムなのだ。
でも、僕らからするとまったく不合理でも、中国では合理性があるわけだ。
民意が、ていう人もいるけど、中国に民意はない。元々儒教社会だということもあり、「支配する側とされる側がいる」、それだけ。
民主主義なんて、根付かない土地柄なのだ。北朝鮮も同じ中華圏だけど、脱北者の川崎栄子さんによれば、生まれた時に、支配者という全然違う世界の人がいて、自分は支配される側だと国民は思っているらしい。
自由だとか、選挙だとか、見たことも聞いたこともないから、思いつきもしないのだ。
中国はまだ自由に見えるけど、天安門事件はほとんど知られていない。
日本にいても、共産主義者がいるのだ。極左もいる。これだけ自由なのに、安倍政権が軍国主義化しているって真剣に思っている人たちがいる。
中国にいればなおさらで、我々とはまったく、メンタリティが異なるのだ。
どんなに経済がおかしくなろうと、それで共産党政権がダメになる可能性は極めて低い。
もちろん、革命なんてある日突然発生するものなのでいつどうなるかわからない。
ただ言えるのは、あんまり西側のモノサシで捉えない方がいいってこと。
やっぱり、我々、西側の人間なのです。
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